2009年3月10日火曜日

Solaris10のVirtual Machine作成

Solaris10のサーバが手もとに欲しくなったので、VMwareでバーチャルサーバを作りました。
1.VMware Serverを入手してインストール
ここからユーザ登録してダウンロードできます。タダです。
http://www.vmware.com/jp/products/server/

2.Solaris10のDVDイメージを入手する
ここからユーザ登録してダウンロードできます。タダです。
http://jp.sun.com/practice/software/solaris/get.jsp
DVDイメージの、x86版をダウンロードします。これは、あとでバーチャルサーバの方から、DVDイメージ(.isoファイル)をDVDとして認識させて使います。なので、バーチャルサーバを作るPCでダウンロードして、DVDは焼く必要ありません。

3.VMwareから、DVDイメージが見えるようにする(データストアの作成)
VMwareを起動すると、実際にはブラウザが開いてログインを求められます。初期ID・パスワードなんて知らないのでたじろぎましたが、わたくしの環境では、通常パソコンにログインする時のID・パスワードでログインできました。なんだか、ハッキングされているようでやな感じですが、こんなものなのか。
バーチャルサーバを作りたい気分になりますが、その前にこの作業をやっておかないと、バーチャルサーバを作るウィザードで、先に進めなくなります。
データストアの作成を選んで、先ほどダウンロードしたDVDイメージが入っているフォルダを登録します。もしくは、既に作成されているデフォルトのデータストア(C:\Virtual Machines)にDVDイメージの方を移動してもよいです。

4.バーチャルサーバを作成する
VMwareの画面からバーチャルサーバを作成します。基本的には、指示に従って作ればOKです。仮想ディスクのサイズを聞かれるので、自分は8GB割り当てました。Solaris10のフルインストールにはこれで十分でした。オプションとして、「仮想ディスクの容量をあらかじめ確保する」というのがあるのですが、これは別に選択しなくてもよいと思います。バックアップとかやりにくくなります。
あと、光学ドライブの設定のところで、先ほどデータストアに登録した、DVDイメージの.isoファイルを指定して、「起動時に有効にする」にします。

5.Solaris10のインストール
作成したバーチャルサーバの電源を入れる(もちろん仮想的にですが)と、DVDイメージからSolaris10のインストーラが立ち上がってきます。1箇所だけ苦労した点がありまして、インストーラをデフォルトのGUIモードではなく、コンソールモードで起動しないと途中で反応しなくなります。これは、途中でいろいろ選択肢を聞かれる中で出てきます。
自分の場合は、デスクトップや、その他オプションも含めてフルにインストールしました。インストール完了時の、仮想ディスクのファイルサイズが約4.9GBになりました。

6.完成!
インストールにはかなり時間がかかります(2・3時間かな)が、あまり難しいことはなく完了しました。
VMwareの画面上で、バーチャルサーバに電源を入れて、コンソールのタブに移動します。以前のバージョンだと、このUI全体が専用のアプリで、コンソールのタブにバーチャルサーバの画面が出たのですが、今回のはブラウザなので、コンソールの画面はさすがに出ません。黒い画面をクリックすると、ブラウザのプラグインとして、コンソールを表示するアプリケーションをインストールさせられて、そちらのウィンドウに画面が出力されました。
おなじみのSolaris10のデスクトップ画面が自分のPC上に表示されて、なかなか感動です。最近自分は、SunFire T2000を使っていますが、デスクトップ関係のレスポンスに関しては、そちらのコンソール画面を使っているのとあまり変わらない気がします。FireFoxのブラウザの反応は、ホストOSであるWindows上で使っているのより速い気がするのですが、やはりSolaris10の方がシンプルにできていて、仮想化のできも良いからでしょうか...。
ネットワーク関係の設定については、また気が向いたら書いてみます。
これからは、Solaris10が指に貼り付くほどなじむまで、日常的に使っていきたいと思います。

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