httpd.confの設定で複数のバーチャルホストを定義した場合、そのいずれにもマッチしないリクエストが来ると、どう処理されているのか、これまで深く考えていませんでした。
で、ここを読んでいたら(http://httpd.apache.org/docs/2.2/ja/vhosts/name-based.html)、複数書いたバーチャルホストのうち、先頭のものがデフォルトとのことです。
従って、商用利用などの場合は、先頭部分に代表となるWebサイトの設定を置くか、意図的にエラーになるようにすれば、不公平にならず、問題が起きません。
自分は今回は、先頭にApacheのトップページを持ってきました。
2009年3月31日火曜日
Apacheのアクセスログにバーチャルホスト名を出力する
Apache2で、複数のバーチャルホスト(名前ベース)を運用していますが、アクセスログが分かれると管理が煩雑になるので、ログを1つにまとめることにしました。
その場合、通常アクセスログにはDocument Rootからの相対パスしか出力されないので、例えば"/index.html"とあっても、www.a.comのindexなのか、www.b.comのindexなのか、わからなくなります。
これを何とかするためには、ログフォーマットの定義に"%v"という項目を追加します。
その場合、通常アクセスログにはDocument Rootからの相対パスしか出力されないので、例えば"/index.html"とあっても、www.a.comのindexなのか、www.b.comのindexなのか、わからなくなります。
これを何とかするためには、ログフォーマットの定義に"%v"という項目を追加します。
LogFormat "%v %l %u %t \"%r\" %>s %b" comonvhost
CustomLog logs/access_log comonvhost
(参考:http://httpd.apache.org/docs/2.2/ja/logs.html)
これで、アクセスログのレコード毎にバーチャルホスト名が表示されて、区別できるようになります。
ただ、この技が使えるのはアクセスログだけで、エラーログはやはりまとめてしまうと区別が付かなくなります。
ただ、この技が使えるのはアクセスログだけで、エラーログはやはりまとめてしまうと区別が付かなくなります。
2009年3月24日火曜日
Apacheのバージョン確認
Apache(httpd)のバージョンを確認するには、
#/usr/apache2/bin/httpd -v
と打ちます。簡単です。
ただし、Solaris10のフルインストールの状態では、バージョン1(/usr/apache/bin/httpd)とバージョン2(/usr/apache2/bin/httpd)の2つが入っています。パスが切ってあるわけでもないので、自分が使っているのがどちらなのかは、自分で確認してから、対象のディレクトリ上のhttpdを呼び出さなくてはいけません。
Solaris10 10/8の環境で、apache2のバージョンは、 2.0.63 でした。
#/usr/apache2/bin/httpd -v
と打ちます。簡単です。
ただし、Solaris10のフルインストールの状態では、バージョン1(/usr/apache/bin/httpd)とバージョン2(/usr/apache2/bin/httpd)の2つが入っています。パスが切ってあるわけでもないので、自分が使っているのがどちらなのかは、自分で確認してから、対象のディレクトリ上のhttpdを呼び出さなくてはいけません。
Solaris10 10/8の環境で、apache2のバージョンは、 2.0.63 でした。
BINDのバージョン確認
サーバに入っているBIND(named)のバージョンを確認する方法は、一般的にはBIND自体にはなく、digやnslookupのコマンドを使って問い合わせます。
わたくしはdigを使います。
サーバ自身で動作しているBINDのバージョンを確認するとき
#dig @localhost txt chaos version.bind
このコマンドの出力結果として、バージョンが表示されます。
サーバ自身で実行した場合は同じになるはずですが、digコマンドのバージョンも一緒に表示されますので、一応、混同しないようにしましょう。
Solaris10 10/08の環境では、 9.3.5-P1 と出ました。
わたくしはdigを使います。
サーバ自身で動作しているBINDのバージョンを確認するとき
#dig @localhost txt chaos version.bind
このコマンドの出力結果として、バージョンが表示されます。
サーバ自身で実行した場合は同じになるはずですが、digコマンドのバージョンも一緒に表示されますので、一応、混同しないようにしましょう。
Solaris10 10/08の環境では、 9.3.5-P1 と出ました。
2009年3月18日水曜日
Solarisのバージョン確認
Sunのホームページに出てくる、"10/08"などのリリース番号を確認するには、/etc/releaseファイルを見ます。(テキストファイルのようなんだけど、こんなのを信用していいのだろうか?)
bash-3.00# cat /etc/release
Solaris 10 10/08 s10x_u6wos_07b X86
Copyright 2008 Sun Microsystems, Inc. All Rights Reserved.
Use is subject to license terms.
Assembled 27 October 2008
一般的なUNIXのバージョン確認方法は、unameコマンドですね。
bash-3.00# uname -a
SunOS HOSTNAME 5.10 Generic_137138-09 i86pc i386 i86pc
Sunのバージョンって、どうしてこんなに何通りもあるのだろう。
bash-3.00# cat /etc/release
Solaris 10 10/08 s10x_u6wos_07b X86
Copyright 2008 Sun Microsystems, Inc. All Rights Reserved.
Use is subject to license terms.
Assembled 27 October 2008
一般的なUNIXのバージョン確認方法は、unameコマンドですね。
bash-3.00# uname -a
SunOS HOSTNAME 5.10 Generic_137138-09 i86pc i386 i86pc
Sunのバージョンって、どうしてこんなに何通りもあるのだろう。
Sun Java Desktop Systemsから、コマンドラインでログアウトする
先日の起動ボタンの件で苦しんだので、方法を調べてみました。
自分がログインしている、gnome-sessionのプロセスにSIGTERMを送ると、あたかも「起動」メニューからログアウトを選択した後のように抜けることができます。一度コンソールに戻った後は、自動的にログイン画面が再び立ち上がってきます。(これは、電源投入後に自動的にデスクトップが立ち上がる設定にしているためだと思います。)
手順は以下の通り
・自分のデスクトップセッションで使っているgnome-sessionプロセスのプロセスIDを調べる
# ps -u ユーザ名 -f |grep session
rootで入っているときの結果はこんな感じ
bash-3.00# ps -u root -f |grep session
root 1271 1269 0 11:25:01 pts/2 0:01 /usr/bin/gnome-session
root 1269 1240 0 11:25:01 pts/2 0:00 /bin/ksh /usr/dt/config/Xsession2.jds
root 1144 1125 0 11:24:54 ? 0:00 /bin/ksh /usr/dt/bin/Xsession root 1240 1235 0 11:25:01 pts/2 0:00 -sh -c unset DT; DISPLAY=:0; /usr/dt/bin/dtsession_res -merge
一番上のプロセスが該当するので、プロセスIDは1271だとわかる。
・gnome-sessionプロセスにSIGTERMを送る
# kill -TERM プロセスID(上の例では1271)
これで、ディスクがカラカラ回ってから、暗転します。
自分がログインしている、gnome-sessionのプロセスにSIGTERMを送ると、あたかも「起動」メニューからログアウトを選択した後のように抜けることができます。一度コンソールに戻った後は、自動的にログイン画面が再び立ち上がってきます。(これは、電源投入後に自動的にデスクトップが立ち上がる設定にしているためだと思います。)
手順は以下の通り
・自分のデスクトップセッションで使っているgnome-sessionプロセスのプロセスIDを調べる
# ps -u ユーザ名 -f |grep session
rootで入っているときの結果はこんな感じ
bash-3.00# ps -u root -f |grep session
root 1271 1269 0 11:25:01 pts/2 0:01 /usr/bin/gnome-session
root 1269 1240 0 11:25:01 pts/2 0:00 /bin/ksh /usr/dt/config/Xsession2.jds
root 1144 1125 0 11:24:54 ? 0:00 /bin/ksh /usr/dt/bin/Xsession root 1240 1235 0 11:25:01 pts/2 0:00 -sh -c unset DT; DISPLAY=:0; /usr/dt/bin/dtsession_res -merge
一番上のプロセスが該当するので、プロセスIDは1271だとわかる。
・gnome-sessionプロセスにSIGTERMを送る
# kill -TERM プロセスID(上の例では1271)
これで、ディスクがカラカラ回ってから、暗転します。
2009年3月16日月曜日
日本語キーボードなのに英語キーボードになる
職場のT2000は日本語(JIS)キーボードなのですが、なぜかキーアサインが英語(ASCII)になっていました。困ります。Sunの出荷時のデフォルトらしいです。
これを直すには、/etc/default/kbd というファイルに、
LAYOUT=Japanese
という行を追加して、サーバを再起動します。
(有効な設定値の一覧は、"kbd -s"で確認できます。)
-----
ここから先は未検証なのですが、kbdのファイルの説明によると、この設定はSolaris起動時にEEPROMの設定をオーバーライドする形になっているそうです。従って、EEPROMの設定が正しければ、こちらは必要ないです。(実際、このファイルのLAYOUTの行は、初期状態ではコメントアウトされています。)
EEPROMの設定方法はたぶん以下のとおりです。
#eeprom keyboard-layout=Japanese
こちらも、再起動後に設定が有効になります。
ちなみに、"keyboard-layout"の値の初期値は、"US-English"です。
さらに、このキーワード、x86版では、"kbd-type"のようです。(なぜ違うんだろう。)
当たり前ですが、この設定を間違ってしまうと大変なことになります。一度、EEPROMの設定に、x86版で使えるとどこかに書いてあった、"Japanese(106)"という値を設定したところ、セミコロンやクォーテーションのキーがウムラルトなどの特殊文字になる謎の配列になってしまいました。元の値に戻そうにも、イコールの入力方法がわからず、とても苦労しました。どこの国の配列だったのだろう?
これを直すには、/etc/default/kbd というファイルに、
LAYOUT=Japanese
という行を追加して、サーバを再起動します。
(有効な設定値の一覧は、"kbd -s"で確認できます。)
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ここから先は未検証なのですが、kbdのファイルの説明によると、この設定はSolaris起動時にEEPROMの設定をオーバーライドする形になっているそうです。従って、EEPROMの設定が正しければ、こちらは必要ないです。(実際、このファイルのLAYOUTの行は、初期状態ではコメントアウトされています。)
EEPROMの設定方法はたぶん以下のとおりです。
#eeprom keyboard-layout=Japanese
こちらも、再起動後に設定が有効になります。
ちなみに、"keyboard-layout"の値の初期値は、"US-English"です。
さらに、このキーワード、x86版では、"kbd-type"のようです。(なぜ違うんだろう。)
当たり前ですが、この設定を間違ってしまうと大変なことになります。一度、EEPROMの設定に、x86版で使えるとどこかに書いてあった、"Japanese(106)"という値を設定したところ、セミコロンやクォーテーションのキーがウムラルトなどの特殊文字になる謎の配列になってしまいました。元の値に戻そうにも、イコールの入力方法がわからず、とても苦労しました。どこの国の配列だったのだろう?
2009年3月12日木曜日
Solaris10のIPMP
デフォルト・ゲートウェイとつながっていないネットワーク・インタフェースにIPMPを設定すると、うまくフェールオーバしてくれませんでした。/etc/hostname...のファイルに昔から使っている設定を書いていたのですが、うまく行きません。よくよく考えると、疎通確認先のIPアドレスが設定されていないので、それが原因のようです。今まで、デフォルト・ゲートウェイとつながっているネットワークにしか設定した覚えがないので、何かが足りないのだと思います。
で、正しい設定方法を探していたら、そもそも、Solaris10では、検査用IPや疎通確認先などは不要になっている、との情報を見つけました。
(参考:http://spacesheriffsharivan.blog9.fc2.com/blog-entry-79.html#more)
おおざっぱに言って、この3つの設定でよかったです。
/etc/hosts
192.168.0.100 HOSTNAME loghost
/etc/hostname.hme0
HOSTNAME netmask + broadcat + group GP-A up
/etc/hostname.hme1
group GP-A standby up
これで、hme0とhme1のインタフェースが、Active-Standbyで動作します。
さらに、hme1側の'standby'の記述を削除すると、Active-Activeで動作するらしい(送信側のみ)。
A-Aもとりあえずは動きましたが、対向のルータもそれなりの冗長構成を組んでいるので、何か微妙なことが起きそうで、遠慮しておきました。
しかし、よくよく見てみると、これって、IPアドレス1つだけで冗長構成を実現しているので、いわゆるIPマルチパスとは別物なんではないだろうか?ま、今回は結果的に冗長が取れれば良いのだけど。
これがリンク・アグリゲーションってやつなのかなぁ?また勉強しておきます。
で、正しい設定方法を探していたら、そもそも、Solaris10では、検査用IPや疎通確認先などは不要になっている、との情報を見つけました。
(参考:http://spacesheriffsharivan.blog9.fc2.com/blog-entry-79.html#more)
おおざっぱに言って、この3つの設定でよかったです。
/etc/hosts
192.168.0.100 HOSTNAME loghost
/etc/hostname.hme0
HOSTNAME netmask + broadcat + group GP-A up
/etc/hostname.hme1
group GP-A standby up
これで、hme0とhme1のインタフェースが、Active-Standbyで動作します。
さらに、hme1側の'standby'の記述を削除すると、Active-Activeで動作するらしい(送信側のみ)。
A-Aもとりあえずは動きましたが、対向のルータもそれなりの冗長構成を組んでいるので、何か微妙なことが起きそうで、遠慮しておきました。
しかし、よくよく見てみると、これって、IPアドレス1つだけで冗長構成を実現しているので、いわゆるIPマルチパスとは別物なんではないだろうか?ま、今回は結果的に冗長が取れれば良いのだけど。
これがリンク・アグリゲーションってやつなのかなぁ?また勉強しておきます。
rootでいろいろできるようにする
Solaris10は、デフォルトではrootユーザでtelnet・FTPができないので、できるように設定変更が必要。
1.telnet(参考:http://okdmnsk.blogspot.com/2007/06/solaris10roottelnet.html)
/etc/default/login を開く
CONSOLの設定をコメントアウトする
#CONSOLE=/dev/console
ファイルを書き込むと有効になります。
2.FTP(参考:http://workup.blog25.fc2.com/blog-category-10.html)
FTPのログインを禁止しているユーザの一覧があるので、そこからrootを外せばOK
/etc/ftpd/ftpdusers を開く
ユーザ名が並んでいるうちのrootを削除(コメントアウト)する
#root
ファイルを書き込むと有効になります。
これでログインできない場合は、/etc/ftpdusers というファイルにも同様の記述がないか確認して、修正する。
1.telnet(参考:http://okdmnsk.blogspot.com/2007/06/solaris10roottelnet.html)
/etc/default/login を開く
CONSOLの設定をコメントアウトする
#CONSOLE=/dev/console
ファイルを書き込むと有効になります。
2.FTP(参考:http://workup.blog25.fc2.com/blog-category-10.html)
FTPのログインを禁止しているユーザの一覧があるので、そこからrootを外せばOK
/etc/ftpd/ftpdusers を開く
ユーザ名が並んでいるうちのrootを削除(コメントアウト)する
#root
ファイルを書き込むと有効になります。
これでログインできない場合は、/etc/ftpdusers というファイルにも同様の記述がないか確認して、修正する。
ルーティング情報の追加
ルーティング情報を、再起動されても残るように設定する方法は、Solaris10から変わっています。
以前は、initのスクリプトを使って、1つ1つコマンドで追加を行っていました。
(参考:http://sunsabc.its-abc.net/modules/xfsection/article.php?articleid=22)
/usr/sbin/route -p add net 192.168.150 192.168.100.2
オプションに-pを付けることで、設定した内容が「どこかに」残るそうです。
しかし、この場合の「どこか」って、どこなんだろう?
以前は、initのスクリプトを使って、1つ1つコマンドで追加を行っていました。
(参考:http://sunsabc.its-abc.net/modules/xfsection/article.php?articleid=22)
/usr/sbin/route -p add net 192.168.150 192.168.100.2
オプションに-pを付けることで、設定した内容が「どこかに」残るそうです。
しかし、この場合の「どこか」って、どこなんだろう?
2009年3月11日水曜日
「起動」メニューが表示されない!
VMware上のSolaris10で、画面の解像度を何度か変更していたら、突然タスクバーの「起動」メニュー(オレンジ色のボタン)が消えました。どうするんだよ!
Windowsみたいに、Windowsキーを押しても出てきませんし、タスクバーを右クリックしても何も出ません。タスクバーを移動することもできなくなったので、解像度を大きくすると、タスクバーが宙に浮いて、著しく不格好です。
何より困るのは、この環境からログアウトできないこと。マシンの電源断(init 5)や再起動(init 6)はターミナルから可能ですが、そういう手荒な方法ではなく、ログイン画面に戻りたいのです。
現象自体は、Sunのホームページに書いてありました。
http://docs.sun.com/source/820-2811/chapter3.html
「Sun Java Desktop Systems で「起動」メニューのエントリが表示されない」
どうも既知の問題らしく、パッチが出ているようです。
現在調査中。
3/12
追記その1
しかし、上記のSunのページの説明、おかしすぎます。
-----
問題: Sun Java Desktop Systems で統合モードを有効に設定したとき、SGD の「起動」メニューエントリが作成されません。「起動」メニューエントリは、デスクトップからログアウトしてから再度ログインすると追加されます。
追記その2
同じようなことをやっている人のブログを発見して、ちょっと和みました。
http://straycats.blog.so-net.ne.jp/archive/c5376526-1
しかし、こちらによると、上記のパッチが含まれている「Solaris 10 OS update 5」を2008-04-17にインストールされています。でもって、update5とは、「Solaris 10 5/08」のことらしい。
今日はまだVMに火を入れていないので未確認だけど、自分のSolaris10は確か5/08になっていたなぁ。じゃ、この問題じゃないのかー。調査行き詰まったな。
追記その3
ログアウトする方法は見つかりました。別エントリに書きました。
http://kokomade-deteru.blogspot.com/2009/03/sun-java-desktop-systems.html
この問題を起こしてから、試してみたところ、直後に開いたセッションでは、「他のパネルが既に開いています。終了します。」というメッセージが表示されて、タスクバーそのものが無くなってしまいました。仕方がないのでもう一回ログインし直すと、今度はうまく行きました。うーん、安定してくれるかなぁ?
Windowsみたいに、Windowsキーを押しても出てきませんし、タスクバーを右クリックしても何も出ません。タスクバーを移動することもできなくなったので、解像度を大きくすると、タスクバーが宙に浮いて、著しく不格好です。
何より困るのは、この環境からログアウトできないこと。マシンの電源断(init 5)や再起動(init 6)はターミナルから可能ですが、そういう手荒な方法ではなく、ログイン画面に戻りたいのです。
現象自体は、Sunのホームページに書いてありました。
http://docs.sun.com/source/820-2811/chapter3.html
「Sun Java Desktop Systems で「起動」メニューのエントリが表示されない」
どうも既知の問題らしく、パッチが出ているようです。
現在調査中。
3/12
追記その1
しかし、上記のSunのページの説明、おかしすぎます。
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問題: Sun Java Desktop Systems で統合モードを有効に設定したとき、SGD の「起動」メニューエントリが作成されません。「起動」メニューエントリは、デスクトップからログアウトしてから再度ログインすると追加されます。
解決方法は、デスクトップからログアウトしてから再度ログインすることです。
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「起動」メニューがなくなったら、どうやってデスクトップからログアウトするんだよ!
追記その2
同じようなことをやっている人のブログを発見して、ちょっと和みました。
http://straycats.blog.so-net.ne.jp/archive/c5376526-1
しかし、こちらによると、上記のパッチが含まれている「Solaris 10 OS update 5」を2008-04-17にインストールされています。でもって、update5とは、「Solaris 10 5/08」のことらしい。
今日はまだVMに火を入れていないので未確認だけど、自分のSolaris10は確か5/08になっていたなぁ。じゃ、この問題じゃないのかー。調査行き詰まったな。
追記その3
ログアウトする方法は見つかりました。別エントリに書きました。
http://kokomade-deteru.blogspot.com/2009/03/sun-java-desktop-systems.html
この問題を起こしてから、試してみたところ、直後に開いたセッションでは、「他のパネルが既に開いています。終了します。」というメッセージが表示されて、タスクバーそのものが無くなってしまいました。仕方がないのでもう一回ログインし直すと、今度はうまく行きました。うーん、安定してくれるかなぁ?
2009年3月10日火曜日
DNSクライアントを設定する
バーチャルサーバを作ったときは仕事用に限りなく近くしたので、hostsによる名前解決を選択しました。しかしそれではデスクトップ用として使うには厳しいので、DNSクライアントを設定することにしました。
1.nsswitch.confを設定する
/etc/nsswitch.conf を編集して、名前解決の方法を指定します。中身の仕様はいろいろありますが、標準でいろいろな指定方法のサンプルが/etcの下にありますからコピーするだけです。
(こんなサンプルがあります)
bash-3.00# ls nsswitch.*
nsswitch.conf nsswitch.files nsswitch.nis
nsswitch.dns nsswitch.ldap nsswitch.nisplus
(DNS用のファイルを、設定ファイルにコピーします)
bash-3.00#cp nsswitch.dns nsswitch.conf
2.resolv.confを設定する
DNSの参照先をこのファイルに設定します。こちらは、サンプルも何もなかったので作りました。
bash-3.00# cat resolv.conf
domain abc.defg.jp
nameserver 123.223.123.223
自分のドメインを指定する"domain"のところには、自分が使っているDNSの名前が"dns.abc.defg.jp"だったので、それをもとに設定しました。(DNSの名前は、既にDNSが使えている状態のWindows PCで、"nslookup"を実行すると、最初に表示されます。)でも、ほんとのところはどうやるのが正しいか知りません。指定しなくてもうまく行くのかな?
nameserverは、今回たまたま1台しかなかったのでそちらを指定していますが、複数ある場合は、1行に1つずつ、nameserverの指定を繰り返します(3台までできるようです)。
3.DNSクライアントのサービスを開始する
これ、Solaris10以外のOSの常識では理解しにくいのですが、svcで制御する常駐プロセスの中に、DNSクライアントというものがあり、こちらを起動しなくてはいけません。
対象のサービスの名前は、"/network/dns/client"です。
起動方法は、
svcadm enable /network/dns/client
です。成功とか失敗のメッセージは特に出ません。
ステータスの確認を行ってチェックします。
bash-3.00# svcs |grep dns
online 17:44:28 svc:/network/dns/client:default
bash-3.00#
こちらが、"online"になっていれば起動成功です。
digやnslookupコマンドで試すもよし、ブラウザをいきなり起動しても、ネットワーク設定がちゃんとできていれば恐らくうまく行きます。
(あ、わたくしはNATモードでネットワーク設定して、少し苦戦しました。そこはまた次回。)
1.nsswitch.confを設定する
/etc/nsswitch.conf を編集して、名前解決の方法を指定します。中身の仕様はいろいろありますが、標準でいろいろな指定方法のサンプルが/etcの下にありますからコピーするだけです。
(こんなサンプルがあります)
bash-3.00# ls nsswitch.*
nsswitch.conf nsswitch.files nsswitch.nis
nsswitch.dns nsswitch.ldap nsswitch.nisplus
(DNS用のファイルを、設定ファイルにコピーします)
bash-3.00#cp nsswitch.dns nsswitch.conf
2.resolv.confを設定する
DNSの参照先をこのファイルに設定します。こちらは、サンプルも何もなかったので作りました。
bash-3.00# cat resolv.conf
domain abc.defg.jp
nameserver 123.223.123.223
自分のドメインを指定する"domain"のところには、自分が使っているDNSの名前が"dns.abc.defg.jp"だったので、それをもとに設定しました。(DNSの名前は、既にDNSが使えている状態のWindows PCで、"nslookup"を実行すると、最初に表示されます。)でも、ほんとのところはどうやるのが正しいか知りません。指定しなくてもうまく行くのかな?
nameserverは、今回たまたま1台しかなかったのでそちらを指定していますが、複数ある場合は、1行に1つずつ、nameserverの指定を繰り返します(3台までできるようです)。
3.DNSクライアントのサービスを開始する
これ、Solaris10以外のOSの常識では理解しにくいのですが、svcで制御する常駐プロセスの中に、DNSクライアントというものがあり、こちらを起動しなくてはいけません。
対象のサービスの名前は、"/network/dns/client"です。
起動方法は、
svcadm enable /network/dns/client
です。成功とか失敗のメッセージは特に出ません。
ステータスの確認を行ってチェックします。
bash-3.00# svcs |grep dns
online 17:44:28 svc:/network/dns/client:default
bash-3.00#
こちらが、"online"になっていれば起動成功です。
digやnslookupコマンドで試すもよし、ブラウザをいきなり起動しても、ネットワーク設定がちゃんとできていれば恐らくうまく行きます。
(あ、わたくしはNATモードでネットワーク設定して、少し苦戦しました。そこはまた次回。)
Solaris10のVirtual Machine作成
Solaris10のサーバが手もとに欲しくなったので、VMwareでバーチャルサーバを作りました。
1.VMware Serverを入手してインストール
ここからユーザ登録してダウンロードできます。タダです。
http://www.vmware.com/jp/products/server/
2.Solaris10のDVDイメージを入手する
ここからユーザ登録してダウンロードできます。タダです。
http://jp.sun.com/practice/software/solaris/get.jsp
DVDイメージの、x86版をダウンロードします。これは、あとでバーチャルサーバの方から、DVDイメージ(.isoファイル)をDVDとして認識させて使います。なので、バーチャルサーバを作るPCでダウンロードして、DVDは焼く必要ありません。
3.VMwareから、DVDイメージが見えるようにする(データストアの作成)
VMwareを起動すると、実際にはブラウザが開いてログインを求められます。初期ID・パスワードなんて知らないのでたじろぎましたが、わたくしの環境では、通常パソコンにログインする時のID・パスワードでログインできました。なんだか、ハッキングされているようでやな感じですが、こんなものなのか。
バーチャルサーバを作りたい気分になりますが、その前にこの作業をやっておかないと、バーチャルサーバを作るウィザードで、先に進めなくなります。
データストアの作成を選んで、先ほどダウンロードしたDVDイメージが入っているフォルダを登録します。もしくは、既に作成されているデフォルトのデータストア(C:\Virtual Machines)にDVDイメージの方を移動してもよいです。
4.バーチャルサーバを作成する
VMwareの画面からバーチャルサーバを作成します。基本的には、指示に従って作ればOKです。仮想ディスクのサイズを聞かれるので、自分は8GB割り当てました。Solaris10のフルインストールにはこれで十分でした。オプションとして、「仮想ディスクの容量をあらかじめ確保する」というのがあるのですが、これは別に選択しなくてもよいと思います。バックアップとかやりにくくなります。
あと、光学ドライブの設定のところで、先ほどデータストアに登録した、DVDイメージの.isoファイルを指定して、「起動時に有効にする」にします。
5.Solaris10のインストール
作成したバーチャルサーバの電源を入れる(もちろん仮想的にですが)と、DVDイメージからSolaris10のインストーラが立ち上がってきます。1箇所だけ苦労した点がありまして、インストーラをデフォルトのGUIモードではなく、コンソールモードで起動しないと途中で反応しなくなります。これは、途中でいろいろ選択肢を聞かれる中で出てきます。
自分の場合は、デスクトップや、その他オプションも含めてフルにインストールしました。インストール完了時の、仮想ディスクのファイルサイズが約4.9GBになりました。
6.完成!
インストールにはかなり時間がかかります(2・3時間かな)が、あまり難しいことはなく完了しました。
VMwareの画面上で、バーチャルサーバに電源を入れて、コンソールのタブに移動します。以前のバージョンだと、このUI全体が専用のアプリで、コンソールのタブにバーチャルサーバの画面が出たのですが、今回のはブラウザなので、コンソールの画面はさすがに出ません。黒い画面をクリックすると、ブラウザのプラグインとして、コンソールを表示するアプリケーションをインストールさせられて、そちらのウィンドウに画面が出力されました。
おなじみのSolaris10のデスクトップ画面が自分のPC上に表示されて、なかなか感動です。最近自分は、SunFire T2000を使っていますが、デスクトップ関係のレスポンスに関しては、そちらのコンソール画面を使っているのとあまり変わらない気がします。FireFoxのブラウザの反応は、ホストOSであるWindows上で使っているのより速い気がするのですが、やはりSolaris10の方がシンプルにできていて、仮想化のできも良いからでしょうか...。
ネットワーク関係の設定については、また気が向いたら書いてみます。
これからは、Solaris10が指に貼り付くほどなじむまで、日常的に使っていきたいと思います。
1.VMware Serverを入手してインストール
ここからユーザ登録してダウンロードできます。タダです。
http://www.vmware.com/jp/products/server/
2.Solaris10のDVDイメージを入手する
ここからユーザ登録してダウンロードできます。タダです。
http://jp.sun.com/practice/software/solaris/get.jsp
DVDイメージの、x86版をダウンロードします。これは、あとでバーチャルサーバの方から、DVDイメージ(.isoファイル)をDVDとして認識させて使います。なので、バーチャルサーバを作るPCでダウンロードして、DVDは焼く必要ありません。
3.VMwareから、DVDイメージが見えるようにする(データストアの作成)
VMwareを起動すると、実際にはブラウザが開いてログインを求められます。初期ID・パスワードなんて知らないのでたじろぎましたが、わたくしの環境では、通常パソコンにログインする時のID・パスワードでログインできました。なんだか、ハッキングされているようでやな感じですが、こんなものなのか。
バーチャルサーバを作りたい気分になりますが、その前にこの作業をやっておかないと、バーチャルサーバを作るウィザードで、先に進めなくなります。
データストアの作成を選んで、先ほどダウンロードしたDVDイメージが入っているフォルダを登録します。もしくは、既に作成されているデフォルトのデータストア(C:\Virtual Machines)にDVDイメージの方を移動してもよいです。
4.バーチャルサーバを作成する
VMwareの画面からバーチャルサーバを作成します。基本的には、指示に従って作ればOKです。仮想ディスクのサイズを聞かれるので、自分は8GB割り当てました。Solaris10のフルインストールにはこれで十分でした。オプションとして、「仮想ディスクの容量をあらかじめ確保する」というのがあるのですが、これは別に選択しなくてもよいと思います。バックアップとかやりにくくなります。
あと、光学ドライブの設定のところで、先ほどデータストアに登録した、DVDイメージの.isoファイルを指定して、「起動時に有効にする」にします。
5.Solaris10のインストール
作成したバーチャルサーバの電源を入れる(もちろん仮想的にですが)と、DVDイメージからSolaris10のインストーラが立ち上がってきます。1箇所だけ苦労した点がありまして、インストーラをデフォルトのGUIモードではなく、コンソールモードで起動しないと途中で反応しなくなります。これは、途中でいろいろ選択肢を聞かれる中で出てきます。
自分の場合は、デスクトップや、その他オプションも含めてフルにインストールしました。インストール完了時の、仮想ディスクのファイルサイズが約4.9GBになりました。
6.完成!
インストールにはかなり時間がかかります(2・3時間かな)が、あまり難しいことはなく完了しました。
VMwareの画面上で、バーチャルサーバに電源を入れて、コンソールのタブに移動します。以前のバージョンだと、このUI全体が専用のアプリで、コンソールのタブにバーチャルサーバの画面が出たのですが、今回のはブラウザなので、コンソールの画面はさすがに出ません。黒い画面をクリックすると、ブラウザのプラグインとして、コンソールを表示するアプリケーションをインストールさせられて、そちらのウィンドウに画面が出力されました。
おなじみのSolaris10のデスクトップ画面が自分のPC上に表示されて、なかなか感動です。最近自分は、SunFire T2000を使っていますが、デスクトップ関係のレスポンスに関しては、そちらのコンソール画面を使っているのとあまり変わらない気がします。FireFoxのブラウザの反応は、ホストOSであるWindows上で使っているのより速い気がするのですが、やはりSolaris10の方がシンプルにできていて、仮想化のできも良いからでしょうか...。
ネットワーク関係の設定については、また気が向いたら書いてみます。
これからは、Solaris10が指に貼り付くほどなじむまで、日常的に使っていきたいと思います。
動画のアスペクト比
動画のアスペクト比(縦横比)にはいつも悩まされます。
16:9の動画なのに4:3になって縦に引き延ばされていることが多いです。
本当のところ、何がどこにセットされているのかはよくわからないのですが...
・mpeg2(.mpg)の動画のアスペクト比を変更する。
ReAspectというアプリケーションで強引に書き換えました。
http://yakki-.hp.infoseek.co.jp/delphi/reaspect/reaspect.htm
・WindowsMedia(.wmv)の動画のアスペクト比を変更する。
ムービーメーカーの環境設定で、出力したいアスペクト比を選択しておく
アスペクト比を変更したい動画ファイルを読み込んで、適当に編集する
ムービーファイルを書き出す
(そもそも、ムービーメーカーで16:9のビデオカメラの動画を取り込むと、出力ファイルが4:3になっていました。上記の方法で編集してから書き出すと、16:9の動画ファイルが出力されました。なぜなんだろう。)
16:9の動画なのに4:3になって縦に引き延ばされていることが多いです。
本当のところ、何がどこにセットされているのかはよくわからないのですが...
・mpeg2(.mpg)の動画のアスペクト比を変更する。
ReAspectというアプリケーションで強引に書き換えました。
http://yakki-.hp.infoseek.co.jp/delphi/reaspect/reaspect.htm
・WindowsMedia(.wmv)の動画のアスペクト比を変更する。
ムービーメーカーの環境設定で、出力したいアスペクト比を選択しておく
アスペクト比を変更したい動画ファイルを読み込んで、適当に編集する
ムービーファイルを書き出す
(そもそも、ムービーメーカーで16:9のビデオカメラの動画を取り込むと、出力ファイルが4:3になっていました。上記の方法で編集してから書き出すと、16:9の動画ファイルが出力されました。なぜなんだろう。)
はじめに
家ではWindowsとUbuntu、仕事ではSolarisなどなどを使っています。
一度やった作業などで、「確かやったはずで、ここまで出てるのに思い出せない~」というのを解消するためにブログに記録することにしました。
内容の正確性については一切保証できませんが、他の方のお役に立つと嬉しいです。
コメントもいただけると励みになります。リンクとかは、断りなくじゃんじゃん張って下さい。
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